2.当製品の品質確認

2.当製品の品質確認
電気・電子部品にはJIS規格にて品質試験項目が細部にまで定められており、当社ではその中で以下の試験を実施しています。
(1)振動耐久試験
JIS規格では各段階にて試験内容が設定されており、製品の最悪の使用状況を考慮して、当社では『段階70』にて試験を実施。(JIS規格 D1601 5・3)

段階
振動数
振動加速度
試験時間(h)
Hz m/s2
(メートル毎秒毎秒)
G
上下
左右
前後
33又は67 5 0.51
10
33又は67 10 1.02
20
33又は67 20 2.04
30
33又は67 30 3.06
45
33又は67 45 4.59
70
33又は67 70 7.14
90
33、67又は133 90 9.18
110
67又は167 110 11.22
150
67又は167 150 15.3
200
67又は200 200 20.39
250
67又は200 250 25.49
300
67、200又は400 300 30.59
400
200又は400 400 40.79
500
200又は400 500 50.99
   ※1G→9.80665m/s2


(2)耐熱試験
当社では最高等級の『A1』以上の内容で試験を実施。(JIS規格 D5500 7・5)
内容
等級
作動試験
放置試験
周囲
温度
試験時間
周囲
温度
試験
時間
JIS規格D5500 7・5
A1
50±3℃
1時間
(5分点灯/5分消灯の繰返し)
-30±2℃
1h
B1
A2
35±2℃
30分(5分点灯/5分消灯の繰返し)
B2
C
35±2℃
30分(3分点灯/3分消灯の繰返し)
※作動試験に関しては、周囲温度60℃にて試験を実施。


(3)防水試験
水に対する保護階級が以下の通り、定められている。
特性数字
保護階級
要約
定義
無保護
垂直に滴下する水に対して保護されている
鉛直に滴下する水が有害な影響を及ぼさない事
15度以内で傾斜しても垂直に滴下する水に対して保護されている
外郭が垂直に対して両側に15度以内で傾斜したとき鉛直に滴下する水が有害な影響を及ぼさない事
散水に対して保護されている
垂直線から両側に60度までの角度で噴霧した水が有害な影響を及ぼさない事
水の飛まつに対して保護されている
機器に対するあらゆる方向からの飛まつによっても有害な影響を及ぼさない事
噴流に対して保護されている
機器に対するあらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても有害な影響を及ぼさない事
暴噴流に対して保護されている
あらゆる方向からの強力なジェット噴流の水が有害な影響を及ぼさない事
水に浸しても影響がないように保護されている
規定の圧力及び時間で外郭を一時的に水中に沈めたとき有害な影響を生じる量の水の浸入がない事
潜水状態の使用に対して保護されている
関係者間で取り決めた数字7より厳しい条件下で外郭を継続的に水中に沈めたとき有害な影響を生じる量の水の浸入がない事
※当社製品の最悪の使用状況を考慮し、保護特性を『7』に設定し、次の内容の試験を実施。
●水槽法(JIS規格 C60068-2-18 6・2)
水槽中の規定された深さに製品を沈め、規定された水圧にさらす。

厳しさ
    水深については当製品の使用状況下では
    水深0.15m程度が妥当である


水深(m)
時間(h)
0.15
0.5
0.40
2.0
1.0
24.0
2.0
5.0
※水深0.15mの場合は水浸時間0.5時間とあるが、当社では点灯20分・消灯50分・非点灯24時間で試験を実施。
※当社製品は結線部からの浸水も防止する為、防水コネクターを使用しております。

★当社にて上記(1)・(2)・(3)の試験を全て実施し、クリア!
※本試験は当社内で実施した試験の為、法的な効力はありません。